宗像市農林水産課:農地現地確認業務
カテゴリー:農地管理/現地調査/作付け判定/業務効率化
- 農地の現地確認に多くの時間と人手がかかっている。
- 作付け申請と実際の作物が一致しない場合は再確認が必要。
- 作物判定の精度を高め、現地確認回数を減らし、業務効率化を図りたい。
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| ニーズシート |
|---|
| 自治体名 担当課名 |
| 宗像市 農林水産課(宗像市・福津市水田農業協議会) |
| 担当者名 |
| 永瀬 |
| 県 |
| 福岡県 |
| おおよその面積(k㎡) |
| 120 k㎡(うち農地面積20k㎡ |
| 人口規模 |
| 3万~10万人未満 |
| データを利用しようとするエリアの特性 |
| 都市部;農村部;河川・湖沼 |
| 改善したい業務名または、データ活用できそうな場面 |
| ●経営所得安定対策等交付金に係る農地現地確認業務の省力化・効率化 交付金申請に伴う農地の作付状況・作物判定を衛星画像で把握し、 ・現地パトロールの回数削減 ・作付け申請内容と実際の作物のマッチング率向上 ・再確認(現地再訪)の削減 ・作物判定の自動化による事務作業効率化 など、職員・臨時職員の負担軽減と業務効率化を目指す。 ●作物判定による現地確認の最適化 衛星画像・分析結果を活用し、 ・作付け申請と実際の作物の一致率を高める ・マッチング率が高い圃場は現地確認を省略 ・マッチング率が低い圃場のみ現地確認を実施 ・現地確認の優先順位付け・効率化 など、人的・時間的コストの削減を図る。 ●既存システム・Excel台帳・GISとのデータ連携による管理の高度化 衛星画像・分析結果をExcel台帳やインテックシステム(CSV取り込み)、GISと連携し、 ・地番・耕作者情報との突合 ・農地ごとの履歴管理・状況把握 ・地図上での農地分布・状況の可視化 など、データ活用の高度化・効率化を推進。 |
| 衛星データ(画像や情報)の利用希望 |
| 単純な画像データの取得(現地確認の補助) 定期的な画像取得・モニタリング(3~5日に1回が理想、短いほど良い) 作物判定が可能な分析結果・レポート(麦など主要作物) |
| 業務の目的・背景 |
| ・農地現地確認業務の省力化・効率化 ・作付け申請内容と実際の作物の一致率向上 ・再確認(現地再訪)の削減 |
| 業務に関わる頻度 |
| 6月交付申請受付、8月地図データ確定後、お盆明けから1~2週間連続で現地確認を実施。 以降、確認がとれなかった作物は翌年3月まで確認が出来るまで不定期で現地確認を実施。 ※9~10月末にかけて、主食用水稲・新規需要米(米粉・飼料用米)・WCS用稲の現地確認を実施。 |
| 業務に関わる人数 |
| 現地確認班:1班2人×4班(宗像)+3班(福津)≒20人/日 (現地確認1週間で終了)1日≒20名×5日間=≒100名体制での確認 ただし上記人数は、関係機関(両市・JA・NOSAI・活性化機構「水田協職員含む」)を含めた際の人員である。 現地確認実施前に水田協の臨時職員で確認に当たることもある(令和7年度は、両市から地図作成完了後、現地確認前週まで水田協臨時職員で確認を実施した「全体の6~7割程度化事前確認済み」)。 |
| 現在の業務フロー |
| ・申請内容を紙から地図へデータ化 ・現地に職員・臨時職員が出向き(9時~15時)、目視で状況確認 ・夕方に集計表へ記載(紙)、後日システム(Excel・インテック)に入力 ・作物判定・現地確認を繰り返し、再確認が不要になるまで実施(翌年3月まで確認) ・R4:A社(非公表)ドローン実証、R5:B社(非公表)と導入検討中 一番時間・コストがかかっている工程とその理由 ・現地確認のため、職員・臨時職員が班ごとに農地へ出向き、目視で作付状況を確認している。 ・現地確認はお盆明けから1~2週間、朝から晩まで連日実施している。 ・確認した内容はその日の夕方に紙の集計表へ記載している。 ・後日、紙の集計表の内容をシステム(Excel・インテック)に再入力している。 ・作付け申請内容と現地の作物が一致しない場合、秋口に再度現地確認に行く必要がある。 ・再確認が不要になるまで、同じ農地に何度も現地確認を行うことがある。 |
| 現在の課題・困りごとの詳細 |
| ・作付け申請と実際の作物が一致しない場合、再確認が必要(4割程度) ・再確認・現地再訪が多く、人的・時間的コストが大きい ・作物判定の精度向上が急務 ・OCR等の自動化も検討したが、現場での記入内容に課題あり ・予算制約 |
| 具体的にどのような画像やデータが必要か(撮影時期、解像度、対象範囲など) |
| ・衛星画像から圃場ごとの作物判定が可能なデータ(麦など主要作物) ・撮影頻度:3~5日に1回が理想、短いほど良い ・解像度:農地区画単位で判別可能なもの ・対象範囲:宗像・福津の農地(田)16,500筆、2,240ヘクタール ・将来的には畑も対象(国の政策次第) ・地番・耕作者情報との連携が可能な形式(CSV等) |
| 衛星データ活用によって実現したい理想の状態(何がどうなったら嬉しいか) |
| ・作物判定の精度向上により、現地再確認が不要になる ・マッチング率が高い圃場は現地確認を省略 ・現地確認の優先順位付け・効率化 ・集計・システム入力の自動化・省力化 |
| 成果を測る指標(KPI)や「成功」と言える変化 |
| ・作物判定の精度(マッチング率) ・現地確認・再確認回数の削減 ・業務にかかる人員・時間の削減 |
| これまでの衛星データや地理空間情報の利用経験 |
| R4:ドローン実証 R5:データ活用導入検討中 地図情報はExcel上に落とした地番をGISに落とし、現地確認の地図を作成 |
| データの活用にあたっての制約 |
| ・交付金予算(推進事務費)のうち、システム導入が大部分を占める場合、導入した場合予算残で事業を運用(事務等経費など)するのは不可能 ・安価で高精度なサービスを希望 ・令和8-9年度に福岡農林事務所から要望調査あり(福岡農林に要望書提出中=採用されなかった場合は導入しないで回答) |
| 既存システムやデータとの連携の可否・希望 |
| Excel台帳・インテックシステム(CSV取り込み)との連携希望 GISとの連携(地番・耕作者情報の突合) |
| 予算要求時期のタイミングについて |
| 次年度当初予算 人件費(臨時職員)、レンタカー代、応援謝金等のコスト削減も検討 |
| その他 |
| 事業者からの具体的なソリューション提案・実証実験を歓迎 |
